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BSEに関するお知らせ  (記載日2001/10/01)

日頃は味鉄の店舗ならびにホームページをご利用頂き誠にありがとうございます。
さて、いろいろなお客様からBSE(牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病)についての
お問い合わせがありましたので、この場をお借りしてお答えしたいと思います。
なにぶん長文ですがよろしくお願いします。

まずはおかげさまで、お客様のご来店は他で聞くほどには影響を受けておりません。
本山の本店に限って言えば、かえってご近所の方のご来店が増えているという状態です。
これも日頃から”味鉄のお肉は大丈夫”という皆様の信頼によるものだと感謝しております。

さて、本当の所はどうなのか?ということが皆さん最大の関心事だと思いますので、
その辺りの話を。

結論から言いますと、
こと味鉄に関しては、大丈夫です。
他のお店については味鉄が大丈夫だというお話から判断して頂ければ幸いです。

大きな前提として、狂牛病は主な肉牛産出国で発生しております。
イギリスはもちろん、フランスやドイツ等のヨーロッパに加え、カナダでも発見されています。
しかし、イギリス以外の発生頭数は多くなく、イギリスの15万頭(これで全体の98〜99%)
に比べればほんのわずかです。(例えばフランスでは現在までで200頭弱です。)
で、今回日本でも1頭が発見されたわけです。

次にその大量発生したイギリスでの人への感染ですが、
狂牛病対策がきちんと取られるようになる前の1980年から92年にイギリスに在住した日本人
数万人で狂牛病にかかった人はいません。もちろん今現在もゼロです。
潜伏期間の問題もありますが、おそらく狂牛病にかかるというのは、
相当に低い確率である事がうかがえます。
15万頭もの牛が狂牛病にかかったイギリスで、尚そのくらいの確率ですから
日本で狂牛病が人に感染するというのは限りなくゼロに近いと言って良いと思います。
とはいっても、確率がゼロということではありません。

加えて、基本的な知識として、狂牛病の感染経路のことがあります。
狂牛病は、他の病気と比べて牛同士でも感染率が非常に小さい病気です。
というのは動物飼料(いわゆる肉骨粉)にまでならないと感染しません。
たとえばちょっと前に話題になった口蹄疫は、接触感染ですので、
一頭感染した牛がいれば、他の牛にも簡単に感染してしまいます。
つまり、狂牛病になった牛が発見されたからといって、
他の正常な牛がすぐに狂牛病に感染することはありません。
問題なのは、狂牛病になった牛と同じ物を食べて育てば、
他の牛も同じように感染している可能性が、あるということです。

こういった狂牛病の感染に関することを踏まえて、味鉄のお肉のお話をします。

皆さんのお口に、食品(お肉)が入るには、いくつかのステップを踏まないといけません。
いわゆる流通経路というものです。
この流通の過程において、狂牛病と接する機会が増えていきます。
順を追いましょう。
お肉に関する流通経路は大まかに言えば以下のように分類されます。

 @生産者
 A競り市
 B卸業者
 C問屋
 D小売
 Eレストラン他

お客様のお口に入るまでの、上記のすべての流通経路で安全が確立されていないと
大丈夫だとはいえません。
味鉄の場合は、BCDEを一体化して自社で行っておりますので、
それだけチェックすべき項目(相手)が減り、安全性が高いことがご理解頂けるかと思います。

例えば、Bの卸業者の場合、複数の仕入先(競り市)がありますので、
狂牛病の心配のないA地方から牛を仕入れていたとしても、
別のBという地方からも仕入れがあれば、その分も安全を確認しなければいけません。
複数の仕入先があれば、その全ての仕入れ元が安全でないといけないわけです。
Cの問屋の場合も、ある特定の銘柄(卸業者から)だけのお肉を扱っていても、
その卸業者が実は特定の競り市から仕入れていないというケースも考えられますので、
完全に安全を確認するのは困難を伴います。
また、ABCは介さずに、直接牧場(生産者)から仕入れをしているレストランや焼肉屋さん、
ステーキハウスさんなどもありますが、公的な(ここでは競り市)検査が行われているかどうかが
疑問ですので、かえってダイレクトに被害を被るかもしれません。

ここまでお話したことは、狂牛病にかかった牛が存在し、なおかつ流通経路にのった場合に、
消費者の方が狂牛病になった牛に出会う可能性についてお話しました。
今度はもっとも重要な、狂牛病そのものを市場に出さないということについてのお話をします。
皆さんもご存知のように、味鉄では、競り市で血統書つきの黒毛和牛を一頭単位で仕入れ、
皆様にお届けしております。
それは、”感動の美味しさをお客様にお伝えする”をモットーにサービスを進めた結果、
行きついた姿でもあります。
素材であるお肉にとことんこだわり、厳正な温度管理、湿度管理、また価格をできるだけ抑えて、
本当に美味しいものをできるだけの価格で提供する。
こんな企業努力が今の味鉄の姿でもあるのです。

それは、安全性においても同様です。
競り市から入荷するということは、それだけで、安全な商品の証でもあります。
血統書は、その牛の血統をあらわす他に、その商品が確かなものかどうかということを
検査印で証明しています。
味鉄でお召し上がりになられたお客様はご存知だと思いますが、
競り市で一頭一頭厳正にチェックされ、商品として確かな牛だけが、
血統書に”検査印”が押されています。
この検査印は、狂牛病に限らず食品として全ての検査について合格したものですので、
安心してお召し上がりになれます。つまり、味鉄では検査印の押された牛肉しか取り扱っていない
という言い方ができるのかもしれません。しかしこれだけでは、まだ充分とはいえません。
なぜなら、そもそも狂牛病にかかった牛が競り市に入荷されていないかどうかに、
問題を感じる方もおられるだろうからです。
もちろん、私が現地に赴き調べ上げたわけではありませんが、
生産者の方についてのこともお話ししておきたいと思います。
神戸新聞にも掲載されたように、兵庫県下の全ての飼育牛95600頭を対象に緊急調査を行い、
また県内農家に配合飼料を供給する企業全31社を調べた結果、原因と見られる輸入肉骨粉を
用いてないことは確認済み、です。
また、競り市においても(競り市では当然ながら出荷者である生産者と
神戸牛を入荷する買裁人(味鉄)の両者が立会います)生産者の方へ直接確認しています。
それとは別に、競り市に携わる諸団体、つまり神戸中央畜産荷受株式会社、
神戸西部市場衛生管理推進協議会、兵庫県食肉事業協同組合連合会、
神戸肉流通推進協議会から、神戸牛については安全であるという正式回答をもらっています。

こと味鉄に関して言えば、そもそも狂牛病のお肉を取り扱っていないこと、
また、仕入先そのものにいまだかつて狂牛病が流入していないことで、
お客様には安心してグルメの世界をお楽しみいただけると思っております。
黒毛和牛専門店 味鉄   本山本店店長 山下 典男

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